【PR】

  
Posted by TI-DA at

2015年12月08日

ヨコシマサワラ

いい天気で気分よく海に出る。
静かだ。
もう少し波があった方が魚がいるんだが。

浅場を抜けてリーフの外に泳ぎ出ると、思ったより流れがあっていい感じ。
グルクン群れ、トビウオ群れが現れては消える。

トビウオが泳ぎ去った方向を見ていたら、むっ、オニイトマキエイが
流れを遡って寄ってきた。けっこうデカイぞ。
通り過ぎて去っていくのをなんとなく眺めてたら、その向こうから大きい影が来る。
なんだ?一瞬サメかと思ったが違う、うまそうな何かだ。

「イソマグロじゃないし、なんだこれは?」
「ちょっとでかすぎる、下手したら手銛からフロートまで全部持ってかれるかも・・・」
「寄ってきてる、このまま水面で待ったほうがいいか?」
「でもそんなには寄り切らない、潜ろう」

忙しく考えてからそうっと潜って、十二分に近づいてタイミングどんぴしゃで思いっきり発射。
胸鰭の後ろあたりに銛が刺さって、魚はビクビク震えながら動きを止めた。
おっ、気絶してるだけかも?
急いで手繰り寄せると、銛先が抜けかかっている。

「しっかり刺さったはずなのになぜ?!」と驚きながら、
息を吹き返す前にと大急ぎでエラに手を入れて、
ビクビク震えてる魚をモモで挟んでナイフを脳天に叩き込む。
一度体を大きくばたつかせて静かになった。
エラにロープを通して一安心だ。

さて、まだ泳ぎ始めたところで時間があるんだが、魚は重たいし
さっきエラを切って血抜きをしたから血煙モウモウでサメが来そうだしで、
上がることにする。ニヤニヤしながらリーフ際に向かい、
たまたま見かけたクロメジナを一匹追加して上がった。



ヨコシマサワラ 130cm 19kg



口がとんがっていてクエ~ッと開く。
歯は食いちぎる系のギザギザ三角歯だ。
何本か抜けてますけど大丈夫ですか。

さばいたら、銛が太い背骨を砕いていた。
だから近距離で突いたのに貫通しなかったらしい。

  
Posted by よしだ at 21:33Comments(2)

2015年06月18日

スズメバチにオシリを刺されると痛いらしい。

この前の日曜日の朝に犬の散歩をしていたら、近所のおばあちゃんに声をかけられた。

「スズメバチが巣を作ってよ。」
「どこです?」
「そこ。」

・・・指し示す先がやけに近いぞ。
路地沿いの、



人の背丈くらいのかわいらしいフクギの木の、



真ん中だ。



「この前、巣を取ろうとしたらオシリ刺されたわけよ」などと、孫(2歳くらい)の手を引きながら、
巣の目の前の路地で、普通におっしゃる。なんくるないさ~・・・って、そんなわけないですよ。
危ないですよ。っていうか、さっきから大きいのが巣に出入りしてますけど。羽音こわいっす。

ウチに近いので無関係でもいられず、週明けの月曜日、役場に電話した。
「本当は民家の敷地内の巣に関しては町はやらないんだけど、取ってあげますよ」とのこと。よかった。
ウエットスーツを着てマスクを付けて殺虫スプレーで戦うことになるのではと危惧してたのだ。
「今日の午後3時あとに行きます」と話は早い。

着てくれた時は吉田は用事で留守にしていたのだが、
対応した嫁さんによると、

「危ない!これで何人も死んでいるんですよ。」
「これから駆除するので家に入っていてください。」
(以上本部町役場・渡久地さん(仮名)談)

駆除した後のスズメバチの巣が欲しかったのだが(かっこいいので)、
「燃やします」とのこと。そうですよね。

  
Posted by よしだ at 20:51Comments(0)

2015年05月31日

ホトトギス

前回の、明け方に「キャキャ・キョケキャ!」とわめきながらそこらじゅうを飛び回るバカ鳥は
子供の図鑑及びネットの動画からホトトギスと判明した。意外だ。

実は、よしだは、ホトトギスってもっときれいな声で鳴く小鳥かと思っていた(←無知)。
名前がなんとなく似てるからホーホケキョのウグイスの親戚かと思っていた(←バカ)。
昔々のやんごとなき和歌に登場したり、織田信長とか豊臣秀吉とかが鳴かせたり鳴かせなかったり
するんだから、かごに入れて練り餌を与えて愛玩するような鳥かと思っていた(←勝手な推測)。

ところが実際は全然そんな風情がある鳥ではなくて、結構大きく、
高いところをバタバタがさつに飛び、いつでもわめき回っている。

すなわち、午前中にお客様をご案内して海への道を降りているとき。昼ごはん用にゴーヤの
種を搔き出しているとき。夕方に犬の散歩をしてるとき。午前2時に赤子が腹をすかせて
泣いたとき。昼夜関係なく鳴いているし飛び回っている。理解に苦しむ行動だ。
どういう事情が彼をしてああいう行動に走らせるのか。

ホトトギスってどんな鳥なのかとインターネットに聞いてみたら、下記のようなことが分かった。

・ウグイスの巣に勝手に卵を産む。孵ったホトトギスのヒナは巣にあるウグイスの卵を外に落として殺害する。
・岡山県の県の鳥だったが、上記の悪行がばれて(?)県の鳥をクビになった(後任はキジ)。
・好きな食べ物はケムシ。

こらこら、ケムシは食べ物ではありません。

アカショウビンの騒音も続いている。



朝っぱらから軒先の電線で鳴くな。赤子が起きる。
アカショウビンに向かって怒って手を振り回すおじさん in 瀬底島。
けっこう誤解を招くアレな風景だな。

  
Posted by よしだ at 21:47Comments(0)

2015年05月20日

鳥の声で目を覚ましているんですのよ

瀬底島の朝は早い。 

まだほとんど真っ暗という時間に、ついに狂ったかというテンションで
「キャキャ・キョケキャ!キャキャ・キョケキャ!」などとわめきながらそこらへんを
やたらと飛び回る名前の分からないバカ鳥の大声で朝が始まるのだ。

それがしばらく続いて薄明かりになるとバードウォッチャー憧れ(らしい)の
アカショウビンが例の声でキョロロロロ~と鳴きまくって騒ぎを拡大する。
あれは「メスはいねえか~」というオスの血走り声だそうで、
厳しい性淘汰の結果として家壁貫通音波を獲得したらしく、
近くで鳴くと「役場に電話して駆除してもらおうか」というくらいに
やかましい。

そういう特殊早起き鳥のわめき声が一段落するともうすっかり夜は明けて、
スズメはチュンチュン、カラスはアーアー、ヒヨドリはギャースギャース、コゲラ(キツツキ)はつがいでギーギー鳴き交わしながら
木をコンコンたたき回る。これが大体6時で、この頃にはさっきから抱っこしてるうちの妙に早起きな赤子が
運よく二度寝したとしてもこっちはとっくに目が覚めてしまって、すごく眠いんだが寝るに寝られず、
何時に起きたのかも判然としないままに、モーローとしながらハニワ顔でその日の活動を始めることになる。

一応「鳥の鳴き声で目を覚ましている」ことになると思うが、
それがステキ生活に直結するとは限らないようだ。

  
Posted by よしだ at 15:31Comments(2)

2015年05月10日

住民検診 in 瀬底島

住民検診に行って来た。

集落センターで8:30~受付だ。
赤子がタイミングよく寝たので朝一で来れた。
息せき切って駆けつけたら、オジーオバーで待合スペースは一杯になっている。
年寄りは早起きだ。

受付の職員の方に「朝ごはんを食べてきちゃダメでしょう、胃ガン検診は受けられません」と
お叱りを受けつつ整理番号をもらうと、25番。
前の24人の推定平均年齢は75歳。

会場に入ってすぐ問診。
前の見事な白髪のおじいさんは耳が遠いらしく、大声で問診をやっている。後ろで順番待ちしていると、内容丸分かりだ。

「痰はよくでますか~?(耳元で大声で5回繰り返す)」
「でるね」

「タバコは吸いますか~?(同)」
「吸うよ」

「何年ぐらい吸っていますか~?(同)」
「17から」
「・・・・・・。え、え~っと、87-17で、70年ですね~」

「未成年の喫煙は法律で禁止されています」とか、「喫煙は健康に悪影響を及ぼす可能性があります」とか、
そういう細かいことは70年の歴史の前ではもはやたいした意味を持たず、サーターアンダーギーの
彼方に飛び去ったらしい。

  
Posted by よしだ at 22:14Comments(0)