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Posted by TI-DA at

2012年06月28日

計画の一時中断について

次の行程、宇嘉 - 奥 15kmの中の宜名真漁港過ぎ~辺戸の灯台(海図中の!マーク)過ぎまでの
2.5kmが1周中でもっとも難しい区間になると思う。このあたりだ。



その難点は上陸できない(と思われる)区間が長いことだ。
この区間について、実はよしだはよく知らない。陸から近づける道路が少なく、岸も歩けないので
見たことがない部分が多い。そういう区間が2.5kmくらいある。よしだの泳ぐスピードで大体1時間分だ。
ここが、不安だ。

もちろん上陸できない区間があるのは出発前から分かっていたことだ。しかし「大丈夫でしょ、いつも何時間も
上陸しないで泳ぎ続けてるんだし。スピードは遅くても、長いところでは12km上陸しないで泳ぐんだし」と考えていた。

しかし、これがどうも違った。よく考えたら、上陸しないのと上陸できないのは別物だ。
最近分かったことだが、海では、スピードが遅いものは避難場所(人の場合、岸かリーフ内)の近くにいなければいけないようだ。

・岸もリーフも遠い
・流れが速い
・サメがいる

悪条件三つが、それぞれひとつずつ出現するなら、対応できる。出発前は「だから大丈夫。」と思っていた。
ところが、これが三つ重なると、対応できないかもしれない。
当たり前のことなのだが、今回出発から昨日まで合計115kmを泳いで、改めて「そうらしい」と思った。

今回、この2.5kmの間、リーフはほぼまったくないし、上陸できる地点も知らない。従って、上記3悪条件のうち、
常にひとつがあることになる。そこに、残りの2悪条件が重なると、困ったことになるだろう。
今のまま泳いでも、きちんと海況と時間を選べばおそらく十中八九は成功すると思う。
だが、残りの1~2はどうなるか分からない。それでは、よしだは困る。

解決策として、この2.5kmで上陸可能な場所を複数個所探す。

遅くとも7月10日くらいまでにこの区画を泳ぎ終えないと7月末までに1周できない日程なので、タイムリミット付きだが、
いったん瀬底の家に帰って、改めてここを泳ぐ為の準備をやってみようと思う。  
Posted by よしだ at 16:07Comments(4)

2012年06月27日

8日目 国頭村・浜 ー 宇嘉 15km

やれやれ、到着です。
詳細は、明日に。  
Posted by よしだ at 18:00Comments(0)

2012年06月26日

7日目 屋我地島・済井出 ー 国頭村・浜 18km

行程中で一番長い区間でした。疲れました。
ずっと、生き物が少ない寂しい海でした。



屋我地島を出てしばらく、砂地に穴が沢山空いています。ちょうど火山のような感じで、時おり噴煙?をあげているのもいました。以前砂を掘り起こしたことがありましたが正体は分からずじまいでした。

なんだかすごく大きい機械が沈んでいます。



階段が見えます。

全体的に湾奥にもリーフ際にもサンゴは少なく、泥っぽく、なにもいません。

塩屋湾にさしかかるとハブクラゲがいました。避けるのに気を使っていて写真なしです。ひどく刺されたら1周中止にならないとも限りません。でも、大きいのでも全長が20cmくらいでした。

その後も、水中は書くべきことはありません。あ、ひとつあるか。シロクラベラという沖縄三大高級魚のひとつはよくいました。こういう環境が好きなのだろうか。



チョロチョロよく泳ぐし、こっちは背中に荷物があるから潜れないし、一応写したものの、なんだかわかりません。視力5.0くらいなら、よく見ると腰辺りの黒点白点が見えるかも。恩納村でも本部町でもあまり見ないですが大宜味にはいっぱいいます。でも見た目はおいしくなさそうです。

ようやく着いて売店に行ったら、「沖縄本島を泳いで1周!?」ということですごい厚遇を受けました。



パインがおいしかったです。ごちそうさまです。
こちらは夕日です。



おやすみなさい。  
Posted by よしだ at 19:54Comments(1)

2012年06月25日

続・6日目詳報

6日目のつづきだ。

さて、上陸してから、下見で決めておいたキャンプ地にいったら、重機が入っていた。



おれのキャンプ地はどこだ~。
ずっと向こうでパワーショベルが動いているのが見える。



さらにその先まで歩いたら、工事区域の外に浜が残っていた。やれやれ。

荷物を下ろしたら、まずスマートフォンの充電だ。



朝満充電にしてからスタートするのだが、泳いでいる間は画面を一番明るくして(そうじゃないと見えない)海図を見たり写真を撮ったりするのでバッテリーが結構減るのだ。

次に、テントを張る場所だ。

・風が当たる
・平ら
・日陰

3条件を満たす場所を探して、ちょっと気になる草を抜き、砂を盛り、平らにする。さっきパワーショベルでやっていたことと同じか。違うか。とにかく完成。



大変なのが終わったら、砂だらけなので海に浸って洗い落とす。ついでにマスクとかシュノーケルも一応海水で洗う。ブーツも脱いでサンダルに代える。洗ったのをそこら辺の木にかけて干す。テントを張る。そのころには、スマートフォンの充電が終わっている。

次は売店にいく。水浴びと、空になったモバイルバッテリーとサメ避けの充電を頼むのと、買い物だ。
まず、訳を話して大きなスーパー袋をもらい、そこに水を一杯もらう。そして、水浴び場所が問題だ。



売店の裏。ダメである。こんなところで体を洗ったり着替えしてたら、迷惑どころか下手をしたら変態である。

最寄りの浜へ出る。



ここなら、水を浴びていても一応景色として成立する(と思う)。若干景観を乱すが、許容範囲だろう。手近な木にビニール袋を掛けて、泡で体を擦ってから枝でビニールに穴を開ける。気持ちいいなあ。

そうしてTシャツと短パンに着替えてしまえば、もはや気分は一般人である。弁当を買って食うなり、ブログを更新するなり、好きにすればよい。

こうして、よしだの1日が暮れていきます。

ここ5~6日目は港が沢山あったので、周囲を見回しながら強めに泳ぐ時間が長かった。首、背中、こし、太ももに疲れがあったけれど、今日、軽い運動などもしつつうまく休めた。明日は国頭村の浜までいく予定。  
Posted by よしだ at 16:08Comments(5)

2012年06月25日

6日目詳報

6時半起床、8時に済井出を出て、今帰仁村の海を東に進む。水に透明感があって気持ちいい。リーフ際のサンゴの状態もまあまあだ。海岸線には、うらやましいロケーションの建物がちらほら見える。



宿なのか家なのか。庭先からビーチに降りる道が見える所もある 。ほとんどプライベートビーチのように使えるのではないだろうか。しかし、サンゴ再生中の海に徒歩1分なのはうらやましいが、冬の北風は寒いし塩害もひどいだろうな。

更に進むと、大井川河口だ。濁っている。



何も見えん。こういう所を泳ぐときの気分は、我慢、忍耐、つらい、情けないといったところだ。河口脇の消波ブロックに小さなサンゴが生えてる。



なにもこんな所にくっつかなくてもいいのに。
岩陰にキビナゴの小群。



もっと居心地がいい場所も一杯あるのに。

さらに進むと、本日の山場の運天港だ。
ちょっと早く着きすぎたので、最終便のフェリーが来るのを待つ。

来た来た。



通り過ぎてすぐ渡り始めたら、小さな漁船が来た。慌ててまた戻って、浅瀬でシュノーケリングするふりをしてやりすごして、改めて横断し始める。掛かった時間は2~3分だと思う。クロールで、常に左右を確認しながら一気に渡った。幸いなにも来なかった。

古宇利大橋をくぐる。この橋の下を泳ぐことはあまりないだろうから、一応写真で紹介しておこう。



橋脚にくっついたヒトデとカニと、半透明のパイプ状のものはホヤなんだろうか。回りには塊状のハマサンゴがいっぱいある。橋の上からは黒い塊が一杯見えるはずだが、全部ハマサンゴだ。

古宇利大橋も越えて、そろそろ今日の行程は終わりだ。上陸する頃になると、上がった後にやることを頭で整理しながら泳ぐ。いろいろ雑多なことを頼む売店のオバちゃんにお土産のタコでもあったらいいなあと思いながら泳いでいたら、現れた。



タコクラゲ。おしい!  
Posted by よしだ at 09:53Comments(0)

2012年06月24日

6日目 今泊 ー 屋我地島・済井出 13km

疲れました。
終始、微妙に向かい潮でした。
ですが、大きなフェリーが入る運天港も、フェリー最終便の後に、緊張しつつも難なく越えられました。よかったです。
いろいろ面白い行程だったのですが、明日は停滞なので、明日に更新します。



前の海では、しきりにキビナゴが跳ね、アジサシがそれを狙っています。夏ですね。  
Posted by よしだ at 19:02Comments(3)

2012年06月23日

5日目 瀬底大橋下 ー 今泊 14km

荒れていた海が落ち着いて、泳ぎ出すことができた。

今日、渡久地港を横切るときのことだ。
この港は河口にあって、両岸から伸びた堤防で幅100メートルくらいに河口が狭めてある。そこが航路で、よしだは横切ることになる。

近づいていくと、堤防の上数名のうちの一人が「ここは船が通る場所だからこっちにくるな」と手振りで示した。よしだはその人に軽くオイデオイデして見せて、「まあ話をしましょう」というつもりなのだが、その人の下まで泳いでいった。

その人を水面から見上げると、60歳過ぎくらいだろうか、顔は日焼けでなめし皮のようになっていて、白髪角刈りで、眼光ケイケイとしていて、便所サンダルを履いていて、手指は、力仕事を長くした人の手はそうなるのだが、グローブみたいに太い。文句なしに怖そうな漁師さんなのだが、今日は慰霊の日で休みなのだろうか。

よしだ「あの~、この辺は船が多いので、迷惑を掛けないように気を付けてなんだけれど、向こうに渡るんだけど、船は見えますか。」
怖い人「今は仕事の船が通るよ」
よしだ「じゃあちょっと待ちましょうかねえ」
怖い人「どこから来た」
よしだ「瀬底に住んでいるんだけど、今は泳いで沖縄本島を一周していて、今日は今帰仁までいきます」
怖い人「・・・ガハハハハ!(仲間数名とのけぞって笑う。)」
よしだ「1~2分で渡れるんだけど、水納島の船は見える?(8時)45分のはずなんだけど。(今は35分)」
怖い人「ああ、大丈夫、今向こうを出たところだ」
よしだ「じゃあ今パパッと渡っちゃいましょうねえ、見といてもらえますか」
怖い人「ああ。(見やすいポジションへ移動する)」

怖い人と仲間数名、最強見張りの中を渡ることができた。向こうの堤防について、手を振って別れた。



現場の人は、話が早くてかつ具体的で気持ちいい。

美ら海水族館の前でサメに食われそうになった。



うそです。ネムリブカ、1.2メートルくらい。おとなしいサメだ。水深5メートルくらいで、よしだの真下に3匹いたのだが、慌てて逃げていく様子はない。サメ避けの有効範囲は半径5メートルよりは小さい、と考えればいいのだろうか。大丈夫か。

海からの水族館。



銀色だ。

行程の終わり間際、見事なう○こがあったので思わず接写した。



誰だか知らないけど、
きっと便秘知らずだね!

今日のキャンプ地は気分がいい。

  
Posted by よしだ at 18:00Comments(2)

2012年06月21日

泳ぐルートを間違えた。

行程2日目、冨着を出発して1時間も経たない時だった。岸から1km前後は浅いリーフが広がっている穏やかな海だ。
海図はこれ。



大学院大学事務局の白い建物(旧白雲荘)が海からもよく見える。
ここを、こう泳ごうと思っていた。海図上だと青と白の境目だ。



浅いリーフと深い外海の境目はいろんな生き物がいて泳いでいて楽しい。
大きなロウニンアジがいたのもこのあたりだ。ところが、どんどん調子よく進んでしかも楽しかったので、
岸に寄るべき所をうっかりまっすぐ行ってしまった。



ここから、本来のルートに戻るのは逆風と逆潮で、頑張って泳げば戻れはするものの、かなり大変だ。
だから、深い海(白い部分だ)を突っ切った。



突っ切っている間の500m、時間にして10分くらいだが、一番近い岸でも1km以上離れていて(水面からだと遥か彼方に見える)、水深は30m以上で海底もまったく見えず、物凄い孤立感を感じた。追い風が強かったので白波が寒々としていて、僕はいつ消えてもおかしくない波間のゴミみたいだ。

技術的にはなんにも難しいことはなく、体調もよく、ハイハイと言って泳いでいればいいだけだ。
実際、本来のルートより泳ぐ距離は短くなるので、昼食の万座ビーチホテルにもすぐ着いた。
気分というのは、実際の状況とか危険度だけでは決まらないらしい。
子供の頃、夜トイレに行くのが怖かったのと同じだ。

意外だったのだが、長い距離を泳ぐ時、リーフが広い穏やかに見える海は難しい。
リーフが狭ければどこを泳ぐかも自動的に決まるが、広い海はどこでも泳げる。そうして適当に泳いでいると、
気付いたらさっきのような嫌な状況に陥っている。

それ以来、気を付けている。  
Posted by よしだ at 12:38Comments(7)

2012年06月20日

停滞2日目です。

海は一目見て「泳げるわけないよ」という状態で、自宅で停滞2日目だ。
背中の防水バッグの中身の紹介をしよう。



右から軽量マット、1人用テント、速乾タオルと速乾Tシャツと速乾短パン、防水バッグ×2、
30m防水のスマートフォン用ケース、日用品各種バッグになっている。

テントが一番重くてかさばる。両端を折り返して厚めに、中央を薄めにたたむと、背中で荷物のすわりがよくなる。



泳いでいる間背中で荷物が不安定だと大変気になるので、折りたたむ時は丁寧に慎重にやる。

マットは一番薄めで、一番小さいやつだ。
「快適なキャンピングに!」なんていって厚みが5センチもある、「お前はフトンか」というマットも売っているけれど、
どのマットも幅はどうせ50cmちょっと、幅広のものでも60cmくらいまでになるので、実際に寝ると腕がマットの脇に
落ちてしまう。



これで厚みが5cmもあると、強制胸張り状態で寝苦しい一夜を過ごすことになる。なので、薄いマットが好きだ。

左端の日用品各種バッグの中身はこう。



ピックアップして紹介しよう。まず、醤油が入っている。



お刺身を食べると翌日元気が出る(気がする)。単に食べたいだけかもしれない。
あと、野菜不足になるので、売店で野菜が売っていたらなんでも醤油をつけて食べてしまう。

スマートフォン用の無線キーボード。



スマートフォンとセットで、このブログの更新に使う。ちっちゃいパソコンのように使えて、未来生活だ。
でも、どうせセットで近くに置いて使うんだから、無線である必要性があるのだろうか。

洗顔フォーム。キャンプ生活でも洗顔と保湿は欠かせない。



うそです。中身はボディソープで、すべてをこれで洗う。
よくウナギのタレなんかが入っている、四角くて半透明でフタが赤いやつ、あれがちょうど良さそうだったので
業務用容器のお店に買いに行ったが、100個単位でしか売ってなかった。

ステンレス鏡とヒゲソリ。



ヒゲが伸びていると、充電させてくれとか水をくれとか色々お願いする各売店のオバちゃんに
悪い第一印象を与える気がするので、さわやか中年を目指すべく荷物に入れた。

ウナコーワ。



よしだはクラゲに弱い。チクチクッと指されると、その場はそれだけで済むのだが、夜思い出したように手の甲とか
ひざの裏とかがかゆくなり、掻き壊し、それで毎日泳いでいるとそこは必ず化膿して、汁が出て、痛くなり、
熱を持って腫れてきて、放っておくと全体に腫れが広がり、病院に行って抗生物質を点滴されることになる。
弱いステロイド剤が入っていてよく効きます。ウナコーワ万歳。

抗生物質入り軟膏。ちょっとでいいので、使い古しだ。



浅いところを泳いでいて膝をサンゴにぶつけて、マキロンか何かでシュッと一吹きして満足していると、
そこは必ず化膿して、汁が出て、痛くなり、以下略。
これを塗ってバンソコ等で覆っておけば、毎日泳いでいても段々治っていきます。抗生物質万歳。

残波岬から瀬底にかけては、キャンプ地が国道から近い。土日の夜は暴走族の皆さんが
暴走行為に勤しむので(大変だなあ)、防音効果ゼロのテントだと深夜まで寝られない。



・(重量が)軽い
・おもしろいとわかっている
・最近読み返してなくて内容を忘れている

を基準に、手持ちから持って行った。役に立った。  
Posted by よしだ at 12:00Comments(5)

2012年06月19日

台風後、荒れ模様です。

台風4号が沖縄本島を過ぎていきました。
進路が当初の予報よりも東側に逸れたので、風もさほどでなく、ほとんど何事もありませんでした。
台風の進行方向右側は風が強く、左側は風が弱い。スピードが速い台風ほど、その左右差が
大きくなるのだと思いますが、今回はこれに当てはまるのではないでしょうか。

台風そのものは通り過ぎたのですが、今日(19日)も海は波立っています。
沖縄本島の東側(台風側)からのうねりは、東海岸に当たるだけでなく沖縄本島の北端や南端を回り込んで西海岸全体も
波立たせています。台風のうねりは周期が普通の波より長く、周期が長いと、物理では回折っていうんでしたっけ、
うねりが岬を回り込む現象が強くなります。

台風5号も来てます。
早く来て早く過ぎて欲しいのですが、沖縄接近が21日くらいとのこと。今、瀬底島の家に居るのですが、
2連続台風でしばらく停滞ということになりそうです。体調がよく、痛いところもなく、心身充実、気力横溢、
食欲旺盛、意気軒昂、血気盛ん、さあこい!どこからでもこい!という状態なんですけど、海は荒れてて泳げません。

さて、昨日4日目 名護・かねひで前-瀬底大橋下 16kmでした。

前日夜の時点で台風4号が近づいて来ていましたが、

・進路が東に逸れて、午前中はうねりの影響が小さい予報だった
・台風の影響で南東風が強く、追い風だった
・この行程は海岸がなだらかで、海況が悪くなり次第いつでも予定を切り上げることが出来る

ので、早朝にスタートしてみました。
名護湾の最奥、名護警察署です。
なんで真っ青なんでしょうか。
真っ青の建物ってなかなかないので、海からはいい目印になります。



名護警察署の前は消波ブロックを沈めた潜堤(人工リーフ)になっているのですが、
その消波ブロックにテーブル状のミドリイシ類がちらほら生えていました。

大雨の後など、名護湾全体が見渡す限り赤土色になったりしているので、名護湾の奥はさぞかし
地獄のように汚れていて、砂漠のように何もいないのかと思っていました。ですが、
ところどころですがサンゴの群落があったり、ハギ類、ブダイ類、スズメダイ類のどこにでもいる魚御三家なら
一杯いて、地獄のようでも砂漠のようでもありませんでした。
「名護のかねひで前でウミガメを見た」というのも納得です。

それなりに波立っているので、砂や土が舞い上がって水中の視界は極悪です。



何も見えん。その代わり、追い風と追い潮でビュンビュン進みます。



「この行程は南西風だとキツイだろうなあ」と思っていたのですが、南東風なので大もうけ、ウハウハです。
ちょっとだけ透明になったところで、マダラトビエイがよしだの様子を見に来ました。



パタパタ泳ぎ続けるこちらを、「?」という様子でしげしげと見ていました。
スマートフォンを取り出すのにもたもたしていたら後姿になってしまいました。
マダラトビエイは顔が変なので、こっちを向いているのを写したかったです。
砂地でエサを探すのが好きなようで、この辺りで海底をバホバホ掘っているのを時折見かけます。

到着間際にちょっと岸に上がって一休みしていたら、工事関係の男性に声をかけられました。

男性 「朝、名護にいませんでしたか?」
よしだ 「・・・いましたいました。」
男性 「ひょっとして、泳いできたんですか!?じゃあそれは水で、背中は・・・?」
よしだ 「テントとかです。沖縄本島を泳いで一周していて。。。」

なんだか恥ずかしかったです。
仲間内の会話で「さっきこんな物好きがいてさあ」とネタにされること請け合いです。
泳ぎだす前、かねひで前をウエットスーツで歩いているのを見られたんですね。

海況的に厳しくなる前に余裕を持って行程を終えられました。
瀬底まで来て、とりあえず一区切りです。よかった。  
Posted by よしだ at 13:51Comments(3)

2012年06月18日

4日目 名護・かねひで前 - 瀬底大橋下 16km

逆巻く海!



・・・というほどではありませんでした。
えっと、明日から数日台風のためお休みするので、明日詳しく書きましょうね。
台風の時にテントは危ないので、台風前に瀬底まで来て、家で台風をやり過ごす予定でした。
うまく瀬底までこれてよかったです。

おやすみなさい。  
Posted by よしだ at 20:47Comments(2)

2012年06月18日

3日目 名嘉真 ー 名護・かねひで前 11km

いい天気でした。
風も頃合いでした。

早めに出て、ブセナテラスのグラスボート営業が始まる前に通りすぎました。



リゾートのお客さまと謎の泳者、立場の差が鮮明です。
今日はおしまい。  
Posted by よしだ at 02:14Comments(2)

2012年06月16日

2日目 冨着ー名嘉真 16km

2日目を泳ぎ終えて、大分慣れた感じがする。 出発前に海図をよく見てルートや水深、陸上の目印になる建物などを頭にいれる。追い潮だったら沖寄りで流れに乗って、向かい潮だったら岸側をじわじわ進む。 なるべく足に負担をかけずに泳ぎ、調子がいい時でもペースを上げすぎない。

そもそも、こんなことをしようというのは10年くらい前から考えていて、沖縄に来たのも元はと言えば泳いで一周しようと思ったからだった。で、来てすぐやりはじめたのだけれど、今考えるとそれは無謀というもので、海が分かっていなかったし、プールで泳ぐ力はあったけれど海での泳ぎ方ではなかったと思う。
その時はあまりうまく行かず、浜でグズグズとキャンプしてたらカヤックショップのオーナーさんに拾われ、スタッフとして使ってもらえることになり、それが今の仕事に繋がっている。

「シュノーケリングスポット」とか「ダイビングポイント」というのは、あらかじめ狭い範囲で遊ぶものという前提があるようで、僕はそれが不満だった。スポットもポイントも点だ。シュノーケリングは狭い範囲でやるものだなんて誰が決めたんだ。僕はもっと広く、深く、長く泳ぎたかった。サンゴと魚で一杯の所も、サンゴが死んでガレ場の所も、なんでもかんでも全部見てみて、全部知りたい。そう思って、いまそうしている。大変楽しい。

今日、冨着を出てしばらくはサンゴがない寂しい海だった。



万座毛にさしかかると、リーフ際に直径が50~60センチの、大きくはないが元気なミドリイシ類が見えるようになってくる。



生き物も増えていいねえ、もっとどんどん伸びなさい。
万座毛が海に向かって出っ張っていて、その西側がサンゴの再生が進んでいる。真栄田岬もそうだった。残波岬の西側もそうかもしれないが、まだ泳いでないからわからない。

そうそう、大きなロウニンアアジを見た。



水深5メートルぐらいの所でじっとしていたので、真上からよく見えた。体の厚みがすごい。見た時は巨大魚だと思ったけど、今考えると1メートルないくらいかも知れない。大きな魚の大きさは、水中だとよくわからない。

昼食は万座ビーチホテルのランチバイキングだった。ちょっと贅沢だが、岬先端で食べられると泳ぐ距離が余計に長くならず都合がいいので、仕方なく。。。



おいしかったです。昨日食べた野菜が昼の沖縄そばのネギと夜のコンビニ弁当のポテトサラダひとかけだったので、野菜がすごくおいしかった。6回もおかわりしてしまった、ごめんなさい。

長くなったのでそろそろ寝よう。  
Posted by よしだ at 23:24Comments(2)

2012年06月15日

1日目 残波岬ー冨着 13km

暑い。
テント泊初日である。
テントってこんなに暑かったっけ。
手持ちの風通しのいい3人用テントが大きすぎたので、今回は同シリーズの1人用を使っている。狭くて暑い。かといって外に出ると蚊に刺される。野外生活って不便だあ。扇風機持ってきてくれ。

泳ぎ終えて、テント地を平らにして、



器材を紐にかけて、



シャワーと買い物と各種充電お願い(コンセント借りる)に行き、帰ってきたらテント地にカニが穴を掘っていた。



中央の穴を拡大すると、こう。



こらこら、せっかく平らにしたのにそんなことをしてはいけません。穴を開けてはいけません。放置してそのまま穴の上にテントを張ると、夜中に床布がカサコソ盛り上がってきて驚くことになる。捕まえて放り投げた。

そうそう、あと、残波岬と真栄田岬の中間くらいでサメに食われそうになったなう。なうじゃないか。



なんとなく寄ってきて、一匹かと思ったら二匹になって、こちらの様子をうかがっている。
いつも通り「これこれ、こちらに来るでないシッシッシ、来るでない、あっちに行けというに、この軟骨魚類めが。」とジェスチャーで示したら去っていった。オグロメジロザメ、1.5mくらい。

下は出発地の残波岬を振りかえって一枚。



中央に釣り人が二人。顔をあげて泳いでいくと釣り人と目が合う。ペコリと頭を下げると、下を通してくれた。岸ギリギリを通った。グルクンが釣れているのが水中で見えた。  
Posted by よしだ at 22:19Comments(9)

2012年06月14日

15日に出発出来そうです。

なかなか梅雨があけません。
どうしましょう。

来週半ばには台風も来そうです。
どうしましょう。

どうしましょう。
どうしましょう。

このまま

なかなか出発出来ません。
まだまだ出発出来ません。
当分出発する見込みはありません。
もう出発しません。

なんていうふうになっていってしまったら
どうしましょう。

…それは困る。
というわけで、15日には 出発する予定です 。

時間があったので、ウエットスーツの小変更をしました。そのままでも多分大丈夫だがちょっと気になる、という所です。

相談中。



例によって画像が横向きです。お手数ですが、頭を右に曲げてご覧ください。。。「アイランドブレイク沖縄」さんです。

サーフィンスクール、オーダーウエットスーツ製作など。

お店外観です。



お店は北谷町砂辺、サーフィンもダイビングも出来る海のすぐそばです。

よしだの細かい注文、全然後につながらない注文(よしだと同じものを欲しがる人が現れる可能性はほぼゼロです。)にも応じてもらっています。ウエットスーツの作りが良く、丈夫で、泳ぎやすいです。感謝です。ありがとうございます。

小変更も明日には出来上がり、ぼちぼち出発です。  
Posted by よしだ at 03:59Comments(2)

2012年06月10日

若干不審に見える件について。

装備を付けて泳いでいるところを陸から写してもらいました。



拡大すると、こう。



背中の防水バッグが意外なほど大きく、目立ちます。
何が入っているのか、どこに向かっているのか、目的は何なのか、爆発物が入っていないかなど、大変気になります。  
Posted by よしだ at 07:10Comments(2)